ろうばい
公孫樹の木も箒(ほうき)になった
きりきりともみこむような冬が来た
人に嫌がられる冬
草土に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
冬よ僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
高村光太郎 冬が来たより
昨日は大寒でした。
長崎も今日、時折雨の中に雪が混じって降っていました。
雪混じりの雨の中を走りながら、
光太郎のこの力強い詩が浮かんできました。
冬はじっとしているかに見えて、大地も樹木も虫達も、
その時に向けてエネルギーを蓄えているんだと思います。
私も夏よりははるかに冬が好きです。
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