2014年6月2日月曜日

アンのゆりかご



今朝の15分ドラマ「花子とアン」が放映されています。

20才の頃夢中になって読んだ「赤毛のアン」の翻訳者村岡花子の物語です。

ドラマでは、何か違和感を感じ、原作を読んでみたくなりました。

著者は、村岡花子の孫ですので、多くの花子の資料の中から、

丁寧に村岡花子の人となりがわかる人生が描かれております。

花子のみならず、彼女が生きた明治、大正、昭和の時代の女性の意識や、

その当時交流があった柳原白蓮をはじめ、市川房江、林芙美子などの交友関係、

社会背景などがわかり、とても面白かったです。

ドラマがどんなに面白くても、花子の真の生き方はわかりません。

本で知る彼女は、とてもドラマチックで仕事をしながら今を生きる

女性の先駆け的存在でとっても魅力的です。

ドラマは、また別の物語のようなものだと感じました。


私は、赤毛のアン全巻を40年近く持っていましたが、

昨年もう字が小さく読みづらく、読む事はないだろうと、

断捨離し、職場の高校生の娘さんにあげました。

彼女は喜んで読んでくれたそうです。

また大きな字の「赤毛のアン」を探して、読んでみようと思っています。

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