諫早市森山町唐比にある補陀林寺の水晶観音様に出会えました。
曹洞宗 補陀林寺の案内板によると
平安時代朱雀天皇の頃、この地の領主渡辺氏の姫であった虎御前が
楠の木を切ったくり船で乳母と舟遊びをしていたら、突然船が回りだし
船が沈み姫とくり船は見つからなかったそうです。
それから500年後、西日本が干ばつになり
天皇は個々の領主に雨乞いの祈願を命じられたが
一向に雨が降りませんでした。
そんな中、ある夜天皇の夢枕に観音様が現れ
「肥前国唐比の池の龍神に祈願せよ」と。
天皇の命を受けた深堀の和尚がその任にあたりやっと雨が降った。
そのハス池の蓮の間に一そうのくり船が浮かびその中に水晶の観音様が
座っておられ、その観音様をお寺をつくりお祀をした。
お寺を訪ねると鍵がかかっていましたが、隣接するお寺の住居の方
に声をかけたら、管理人の方が気持ちよくお寺を開けて、
水晶観音様を持ってきて下さいました。
その透き通った手のひら位の観音様を拝むことができました。
写真は恐れ多くて撮ることはひかえました。
以前から唐比のくり船も水晶観音のことも知っていました。
でも唐比のハス池に18年程毎年来ていたのに
観音様やくり船を見たいとは思いませんでした。
しかし昨日は、善友のために観音様を見たいと思いました。
善友達のお蔭で観音様に出会えたかけがえのない日となりました。
帰りには海には光の道、空は鳳凰雲が出ていました。
何とも不思議な日でした。
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