畑のそばの木にからみついている赤い実はカラスウリです。
おいしくないからか鳥も食べないので、いつまでも木に残り
最後は腐って地面に落ちます。
父はぜんそく持ちでよく咳をしていました。
誰かからカラスウリの実を煎じて飲めばゼンソクがよくなる
と聞いてきて、カラスウリを取りに行き、
はちみつなどと一緒に煮てビンにつめて保存し
咳が出ると飲んでいました。
私も咳が出ると苦いカラスウリの薬を飲まされました。
私の子供の頃の風邪薬は、茶色の水薬でしたが
それさえ飲めなかったので辛かったです。
鳥も食べないカラスウリの効果がなかったのか、
タバコをたくさん吸っていたのが原因かはわかりませんが、
ゼンソクはあまりよくはなりませんでした。
赤いカラスウリを見ると、
カラスウリで自分の薬を作っていた父を懐かしく思い出します。
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