2018年8月10日金曜日

長崎原爆忌



昨日は長崎原爆の日でした。

空には日輪に彩雲と2重に虹が出て

空気は澄みスズメが群れて囀り平和な日でした。

原爆で亡くなられた方達への鎮魂と

今の平和への感謝の天からのメッセージだったのでしょうか?

私は長崎生まれの長崎育ちで被爆2世です。

当時爆心地から2キロ内の父の家は焼け、

父はかろうじて防空壕に逃げ込み助かりましたが、

祖母は原爆から10日後に亡くなっています。

母は大橋の兵器工場で働いて負傷した妹を

探しに毎日爆心地に通ったそうです。

両親共に原爆の話はあまりしませんでしたが、

父が母親を一人で自宅横の畑で荼毘にした時の

何とも言えない空しさを語った時がありました。

原爆後8年後に生まれた私の世代は、

まだ原爆の記憶があまりに生々しく

小学校でも先生達は原爆についてはあまり話されませんでした。

8月9日は登校日でしたが、平和教育は特別ありませんでした。

永井博士の「あの子」の歌なども歌わなかったし知りませんでした。

平和な時が続くことを、

長崎を最後の被爆地にと切に願いました。


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