映画「風立ちぬ」でゼロ戦に興味を持った友人より、
勧められて百田尚樹の小説「永遠の0」を借りて読みました。
主人公宮部久蔵には、心洗われる思いでした。
でも一番心に残ったのは、ガダルカナルの激戦の所でした。
私の父は、S17年に召集を受け、ガダルカナルに行っています。
その部分は、父からの話と一緒でした。
戦争のことを父と初めて話をしたのは、私が20才の時でした。
私が、五味川監督の「人間の条件」の映画を見て
(9時間半ありましたが)非常にショックを受け、
映画の話をした事で父も自分の体験を少しだけ話してくれました。
ガダルカナルの悲惨な戦いの事は、晩年語ってくれました。
父はS18年に無事日本に戻り、S20年には原爆にもあっています。
その後結婚しました。
私が生きているのは、まぎれもなく父と母がいたからです。
ご先祖の誰か一人でもかけていたらいませんが、
父があの大変な戦争で生き残ってくれたから、私はいます。
自分の根源を気づかせてくれた本でした。
また物語も、よくできていて面白かったです。
12月公開の映画は、是非見たいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿