2013年10月10日木曜日

「永遠の0」を読んで


映画「風立ちぬ」でゼロ戦に興味を持った友人より、

勧められて百田尚樹の小説「永遠の0」を借りて読みました。

主人公宮部久蔵には、心洗われる思いでした。

でも一番心に残ったのは、ガダルカナルの激戦の所でした。

私の父は、S17年に召集を受け、ガダルカナルに行っています。

その部分は、父からの話と一緒でした。

戦争のことを父と初めて話をしたのは、私が20才の時でした。

私が、五味川監督の「人間の条件」の映画を見て

(9時間半ありましたが)非常にショックを受け、

映画の話をした事で父も自分の体験を少しだけ話してくれました。

ガダルカナルの悲惨な戦いの事は、晩年語ってくれました。

父はS18年に無事日本に戻り、S20年には原爆にもあっています。

その後結婚しました。

私が生きているのは、まぎれもなく父と母がいたからです。

ご先祖の誰か一人でもかけていたらいませんが、

父があの大変な戦争で生き残ってくれたから、私はいます。

自分の根源を気づかせてくれた本でした。

また物語も、よくできていて面白かったです。

12月公開の映画は、是非見たいと思います。


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