久々に五木寛之氏の本を読み始めました。
五木氏の本は文章が長くはなく完結で語彙も豊富でとても読みやすいです。
多くの読者をこれまで引き付けてきたのがわかります。
五木氏は明日がお誕生日で92歳になられます。
高齢になられてからは「下山の思想」などを書かれています。
今回は2017年初版「孤独のすすめ」人生後半の生き方についての本で
70代の私にとってはなかなか身にしみる老後を生きるヒントがありました。
若い時から五木さんのファンで実際に講演会でお会いした事もあります。
2009年の長崎での講演会では最前列で聴き
鬱についてで鬱になったら、とるにたりないにやりとする話を思い出し
ニヤッとせよとか、
鬱の仏様は悲(全てと救えないから悲しむ)と慈(希望を与える)で
皆と共に幸せになりたい、ならない時はため息をつき、
言葉にならない慰めを与えるなどのお話がありました。
人は生きている限り悲しみに出会うからポジティブシンキングではなく
悲しみを人にも話し柳などのようにしなって生きる生き方を解かれました。
私が仕事で出会った方々は
家族と一緒に住まれていても孤独な方はおられ
一人でおられる方も孤独ではなく心豊かに暮らされている方もいました。
この本は自分自身のこれからの孤独との向き合い方を教えてくれます。
五木氏の本、また色々読みたいなあと思いました。
弟も五木氏の本をたくさん読んでいて
彼とも色々話がしたいなあと思いました。
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