2014年9月22日月曜日

福済寺(長崎市筑後町)

    万国霊廟長崎観音

お彼岸で、筑後町の実家の墓参りに行ったついでに、

大きな観音様のある福済寺に、

長男の誘いで、彼と一緒に初めて寄りました。

黄檗宗の寺院で、原爆で焼失し1979年に建てられています。

カメに乗った観音様、観音力を念じれば、

カメのように、万年に至っても慈悲と施しの心で、

必ずや願いを叶えてくださるそうです。

心こそ、世界恒久平和につながるものと

原爆被爆者と戦没者の冥福を願って設立されています。

          表の文殊般若の獅子


     裏の普賢菩薩の象

入口の門の鎮魂の鐘です。

表は文殊般若の獅子、裏は普賢菩薩の象が描かれていて、

中国と日本のエキゾチシズムを感じる門です。


地下にある「フーコーの振り子」です。

世界で第3番目、日本で1番大きいものだそうです。

外の観音様の頭部とつながっています。

残念ながら今は調整中で、

地球の自転を確認する事はできませんでした。

なぜ振り子かというと、これも永遠に動く地球と共に、

動く振り子、永遠の平和を願って作られたそうです。



この寺には、戦艦陸奥の遺材の一部、兵士の鉄兜、鉄砲、

ガタルカナル、サイパン、グアム島などの砂もありました。

「戦死なされた方で、遺骨がない方は砂を申し出て下さい」と

書かれてありました。

平和への強い願いが、ひしひしと伝わってくるお寺でした。

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