万国霊廟長崎観音
お彼岸で、筑後町の実家の墓参りに行ったついでに、
大きな観音様のある福済寺に、
長男の誘いで、彼と一緒に初めて寄りました。
黄檗宗の寺院で、原爆で焼失し1979年に建てられています。
カメに乗った観音様、観音力を念じれば、
カメのように、万年に至っても慈悲と施しの心で、
必ずや願いを叶えてくださるそうです。
心こそ、世界恒久平和につながるものと
原爆被爆者と戦没者の冥福を願って設立されています。
表の文殊般若の獅子
裏の普賢菩薩の象
入口の門の鎮魂の鐘です。
表は文殊般若の獅子、裏は普賢菩薩の象が描かれていて、
中国と日本のエキゾチシズムを感じる門です。
地下にある「フーコーの振り子」です。
世界で第3番目、日本で1番大きいものだそうです。
外の観音様の頭部とつながっています。
残念ながら今は調整中で、
地球の自転を確認する事はできませんでした。
なぜ振り子かというと、これも永遠に動く地球と共に、
動く振り子、永遠の平和を願って作られたそうです。
この寺には、戦艦陸奥の遺材の一部、兵士の鉄兜、鉄砲、
ガタルカナル、サイパン、グアム島などの砂もありました。
「戦死なされた方で、遺骨がない方は砂を申し出て下さい」と
書かれてありました。
平和への強い願いが、ひしひしと伝わってくるお寺でした。
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