2018年3月24日土曜日

山桜花



「敷島の大和心を 人問わば 朝日に匂う山桜花」
               本居宣長

ふと山を見ると新緑の山の中に朝日を受けて、

白やピンクの山桜がぽつぽつと咲いているのが見えます。

普段は緑の木々に混ざっていて山桜の存在はわかりません。

ただこの時期だけ白く咲いて存在を知らせてくれます。

古事記の解読をされた本居宣長が詠んだ歌の山桜。

私を主張しすぎるのではなく他と調和しここぞという時には

自らの使命を果たす清らかで優しい心を感じます。

花見と言えばソメイヨシノですが、

その前に咲く山桜の清楚な美しさも何ともいえません。

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