2018年12月12日水曜日

本経寺(大村市)





先日大村に行った時に日蓮宗の本経寺にも立ち寄りました。

日本最初のキリシタン大名であった大村純忠が亡くなり、

禁教令も出て次の代に日蓮宗に改宗し開山したお寺です。

古くて立派な建物、広い敷地のお寺で、

大村家の代々の異常に大きな墓石や五輪の塔などもあります。

キリシタン大名だった大村純忠はかなり狂信的だったらしく、

領民もキリシタンに改宗させ、南蛮貿易などのために

長崎港や茂木などイエズス会に寄進しました。

その後豊臣秀吉が九州を平定したので、

寄進されていた長崎は取り上げられました。

続く徳川幕府も長崎を幕府直轄の天領とし、鎖国を迎えても

長崎は日本で唯一の西洋文化の窓口でした。

450年ほど前に一寒村の漁港にすぎなかった大村藩長崎領の港を

家来の長崎甚左衛門に開かせた大村純忠。

寄進の良しあしではなく、

長崎の歴史を感じた本経寺訪問でした。

本経寺では、イチョウの黄葉、裸木のムクノ木、

大輪のピンクのツバキが見事でした。

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