出雲大社では祭典時に奏上される「謝恩詞(しゃおんじ)」
というのがあり、参列者も一緒に唱和しました。
帰ってから文句をよくよく見てみると
この謝恩詞のお礼の言葉には、
家族、親族、心楽しく仲良くして
末裔まで幸せを願う、有難い言葉が並んでいました。
この世も死後の世界でも、楽しみ喜びが尽きることなく
恵みと愛を分かち合って、心を穏やかに保つこと。
幽世(あの世)のことまで触れてあり、
奥が深く素晴らしい教えをいただきました。
謝恩詞(おれいのことば)
掛巻もかしこき大神の大前に恐み恐みもおさく。
大神の広き厚き恩頼に依りて食物衣服住居を始め萬の事等、
求る任に得しめ給い勤る任に成らしめ給い、親族家族和び睦び日に
異に心安く楽しく撫で給い守り給ひて、現世を去りぬる後の魂も
永久に治め給ひ恵み給ひ、幽世の制度の任に神の列に入らしめ給ひ
裔の弥次々をも守り幸ひぬべく、穴那比給ひ助け給ひて、
現世も幽世も楽しみ喜びの変わる事なくつくる事なく、
恵み給ひ愛み給はん事を嬉しみかたじけなみ称言おえ奉らくを
御心を平和に聞食せと恐み恐れもおす
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