2017年11月7日火曜日

ド・ロ神父御命日

   出津教会堂
    120年前のオルガン
旧出津救助院パンプレットより

遠い遠いフランスのノルマンディー地方から28才で

日本に来られて外海町に生涯をささげられた

ド・ロ神父(1840年~1914年)の今日は御命日です。

先日外海のド・ロ神父ゆかりの記念館、旧出津救助院、

出津教会堂など訪ねてきました。

それぞれの所で案内の方からド・ロ神父の事を聞きました。

当時とても貧しかった外海地区に来られ、

農業、印刷、医療、土木、建築の知識を生かし

診療所、教会、救助院、マカロニ工場、鰯網工場、原野開拓など

今でいう福祉事業をたくさん起こされています。

そしてキリスト教を通して外海の人達の魂の救済だけでなく、

肉体を守り、経済的に自立できるようにと援助されました。

貴族だったド・ロ神父は私財のほとんどをなげうって。

今回ド・ロ神父がフランスより取り寄せた120年前の

オルガンでシスターが讃美歌を演奏してくださいました。

また当時取り寄せた珍しい古い大きな柱時計の

15分毎にキンコンカーンと鳴る音も聞かせてもらいました。

フランスから船でこんな片田舎まで

当時貴重だったであろう最新のものが運び込まれているのです。

一度もフランスに帰る事なくここ外海の人達と

一緒の墓で眠ってらっしゃるド・ロ神父の

愛の深さが伝わってきました。

ド・ロ神父の写真をと思い旧出津救助院のパンフレットを

カメラで撮っていたら偶然にもクリスタルの

キラキラとした七色の光が入りました。

何度もド・ロ様の所は訪れていますが、

行くたびにその偉大さを大きく感じるようになってきました。

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