出津教会堂
120年前のオルガン
旧出津救助院パンプレットより
遠い遠いフランスのノルマンディー地方から28才で
日本に来られて外海町に生涯をささげられた
ド・ロ神父(1840年~1914年)の今日は御命日です。
先日外海のド・ロ神父ゆかりの記念館、旧出津救助院、
出津教会堂など訪ねてきました。
それぞれの所で案内の方からド・ロ神父の事を聞きました。
当時とても貧しかった外海地区に来られ、
農業、印刷、医療、土木、建築の知識を生かし
診療所、教会、救助院、マカロニ工場、鰯網工場、原野開拓など
今でいう福祉事業をたくさん起こされています。
そしてキリスト教を通して外海の人達の魂の救済だけでなく、
肉体を守り、経済的に自立できるようにと援助されました。
貴族だったド・ロ神父は私財のほとんどをなげうって。
今回ド・ロ神父がフランスより取り寄せた120年前の
オルガンでシスターが讃美歌を演奏してくださいました。
また当時取り寄せた珍しい古い大きな柱時計の
15分毎にキンコンカーンと鳴る音も聞かせてもらいました。
フランスから船でこんな片田舎まで
当時貴重だったであろう最新のものが運び込まれているのです。
一度もフランスに帰る事なくここ外海の人達と
一緒の墓で眠ってらっしゃるド・ロ神父の
愛の深さが伝わってきました。
ド・ロ神父の写真をと思い旧出津救助院のパンフレットを
カメラで撮っていたら偶然にもクリスタルの
キラキラとした七色の光が入りました。
何度もド・ロ様の所は訪れていますが、
行くたびにその偉大さを大きく感じるようになってきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿