子供の頃、お祝いや法事、お正月には必ず母が作っていた
「とろくすん」の煮豆をほんとうに久しぶりに作りました。
長崎では、黒豆よりは白花豆を昔はよく炊いていました。
料亭の卓袱料理でも白花豆が出ます。
「とろくすん」は、長崎の方言かと思っていましたが、
10粒並べると6寸にもなる程粒が大きいので
「十六寸」(とろくすん)というそうです。
白花豆は、豆自体の味は弱く砂糖の味で頂きます。
だからうちでは、豆好きの二男が中学生の頃に、
「煮豆には紫花豆か黒豆にして」と言ったので
それ以来、白花豆は炊きませんでした。
今日は母を思い出し作ってみました。
パーミキュラで弱火で炊いて、氷砂糖を豆の8割入れ
じっと待ってくずれることもなく上品に炊けました。
母が作っていた「とろくすん」は、砂糖も多く、
少し煮くずれていて、そこから砂糖がしっかり入り甘く
美味しかったです。
懐かしくてよかったのですが、やっぱり煮豆は
豆の味が美味しい紫花豆か黒豆がいいなあと思いました。
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