長崎では、6年ぶり2度目の藤城清治展を
長崎県美術館で見てきました。
サブタイトルは、「聖なる光」。
入ってすぐの19才の時に描かれた絵画は、
藤城さんの原点の愛と優しさを感じるものでした。
新約、旧約聖書物語からの影絵、絵本の挿絵、
長崎26聖人のレリーフ、山王神社クスノキ、
軍艦島の影絵など数多くの作品があります。
どれも息をのむすばらしい作品ばかりでした。
本当にそれらの絵からは、聖なる光が出て、
小人の弾くピアノやチェロなどの絵からは
音楽が聴こえてくるようでした。
以前NHKの「日曜美術館」で、
福島に行かれ、重い防護服に身を包み、
懸命にスケッチされている映像を見ました。
その時描かれた絵もあり訴えるものがありました。
92才の今も、現役で細かな影絵の製作をなされ、
日々進化され続けておられます。
県美術館は、開館してからちょうど10年がたちます。
私は開館した時、ボランティアで館内誘導をしていました。
10周年の記念にふさわしい藤城氏の展示があり、
とても感慨深いものがありました。
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