2019年10月31日木曜日

春日集落(平戸市)




平戸市の北西にある山から海に連なる谷に

一面の棚田が広がる春日集落があります。

ここは隠れキリシタンの集落として

世界文化遺産に登録されている所です。

明治になって禁教令が解かれました。

でもここの人たちは教会にも入らずに先祖代々の

隠れキリシタンのオラショ(祈りの言葉)

や教えや儀式などを守ってきたのです。

空き家を改修した案内所で地元の方の説明もあり、

映像や納戸神の展示を見せてもらいました。

また地域の方が地元でとれた米や野菜を使い

おにぎりや漬物、お茶などを

おせったいで出してくださいました。

案内所の方たちは笑顔でよくしてくださいました。

お寺とも神社とも上手に付き合い、

奥の間では隠れてオラショを唱え伝えてきた集落です。

山間の町で、ため池も水道もなく真ん中に流れる川が

水田にも生活用水にも使われているそうです。

地元の人の聖地である丸尾山にも登りました。

そこには祠があり皆で祈りました。

色々と感じるものが多い春日集落でした。

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