平戸市の北西にある山から海に連なる谷に
一面の棚田が広がる春日集落があります。
ここは隠れキリシタンの集落として
世界文化遺産に登録されている所です。
明治になって禁教令が解かれました。
でもここの人たちは教会にも入らずに先祖代々の
隠れキリシタンのオラショ(祈りの言葉)
や教えや儀式などを守ってきたのです。
空き家を改修した案内所で地元の方の説明もあり、
映像や納戸神の展示を見せてもらいました。
また地域の方が地元でとれた米や野菜を使い
おにぎりや漬物、お茶などを
おせったいで出してくださいました。
案内所の方たちは笑顔でよくしてくださいました。
お寺とも神社とも上手に付き合い、
奥の間では隠れてオラショを唱え伝えてきた集落です。
山間の町で、ため池も水道もなく真ん中に流れる川が
水田にも生活用水にも使われているそうです。
地元の人の聖地である丸尾山にも登りました。
そこには祠があり皆で祈りました。
色々と感じるものが多い春日集落でした。
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