NHKアーカイブスの1977年放送の永平寺を見ました。
私も40年前の今頃1週間かけて夫と苗場でスキーをし新潟直江津経由で
電車を乗り継ぎながら金沢、福井の永平寺と行きました。
ミーハーの私は五木寛之さんが行かれ俗世を離れた冬の永平寺は
良かったと本で読み行きたかったのです。
真冬に永平寺に泊まる人などほとんどなく、
とても広い2間続きの暖房のある部屋にとめてもらいました。
食事は雲水さんが作られた昆布や豆腐でできた素晴らしい精進料理でした。
雲水さん達は暖房などなく修行されていて
吹きっぱなしの廊下を行き来されます。
朝5時に座禅を組むのですが、その部屋まで行くのに廊下は雪が舞い込み
足裏は氷の上を歩いているように冷たかったです。
座禅も他人が尺で肩を叩かれる音が強くて自分が叩かれるまで恐怖でした。
でも自分がされると音よりは痛くはなくほっとしました。
夫とこの47年間色んな所に行きましたが、
一番良かったなあと思う所はやはりこの永平寺での体験でした。
帰る時は本堂で住所と名前が呼ばれご祈祷が行われ、
お土産に葛湯とお箸をいただきました。
それでも料金は1泊2日で5000円位で安かったのです。
その後、京都の苔寺に立ち寄ったのですが1時間の拝観料が3000円でした。
今も当時と同じように永平寺では雲水さんたちの修行が続いているのでしょうか?
永平寺の周りは雪が2m位積もりしんしんと雪が降っていました。
テレビを見て若き日の冬の旅を懐かしみました。
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