6月5日から7日まで奈良の唐招提寺では
鑑真和上座像の特別開扉が行われています。
今から21年前に1年に1度だけ開かれる唐招提寺御影堂の鑑真和上座像と
そこの東山魁夷氏が描かれてた襖絵を見たくて
長男(当時高校2年)を誘い往復夜行バスで行ってきました。
長男は学校を休みたくないと言いましたが
ちょうど6月7日のみ高総体で1日だけ休みだったのです。
学校が終わり夜に出かけ翌々日の早朝に長崎に着き
その足で彼は学校に行き休む事なく行けました。
新緑の奈良の唐招提寺、薬師寺、斑鳩の法隆寺、奈良公園などを回りました。
夜は食事のみ奈良ホテルで興福寺の五重塔を眺めながらしてから帰ってきました。
唐招提寺の鑑真和上像はもちろんのこと東山魁夷氏の襖絵にも深く感動し
一人では大阪で近鉄に乗り換えなどできず息子なしでは行けませんでした。
夜行バス往復とはいえ穏やかでゆったりした豊かな楽しい時間でした。
キラキラした長男との思い出の旅で今日6月7日でその日を思い出しました。
その何年か後に福岡の美術館での唐招提寺展で鑑真和上座像、
九州国立博物館での東山魁夷展で御影堂の襖絵も見れました。
唐招提寺が好きで建て替えの時に写経をし
その時に少額の寄付にもかかわらず硯、墨、筆など多くの物を頂きました。
私の人生の中に刻まれた大切な思い出の一つが
長男が高校生の時に一緒に行った唐招提寺です。
また唐招提寺に行きたいですが、
もう3人の父親になり仕事に忙しい長男は無理ですから、
次は夫か友人とでも行けたらと思っています。
※鑑真和上座像の写真は唐招提寺のホームぺージからお借りしました。
硯、墨、筆は唐招提寺から金堂が建て替わった時に頂いたものです。
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