2017年7月16日日曜日

この世界の片隅に



7月14日にやっと長崎でも

「この世界の片隅に」の上映がありました。

十代のすずが第二次世界大戦の頃、

親の決めた結婚で広島から呉に嫁ぎ広島原爆投下までの話。

すずは私の母親達と同じ世代で、

あの時代を娘として嫁として過ごしています。

すずを母達と置き換えて見ることができました。

母も義母も長崎原爆をも体験していましたから。

ささやかな平凡な大切な日々の暮らしが、

だんだんと戦争で追い詰められいろんなものをなくしていく。

戦争の悲惨さを全面に出すことなく淡々と戦争、

その時の人々の思いや日常の暮らしを描いた作品は

訴えるものがありました。

今の日本は戦争こそありませんが、

仕事や学校でのいじめ、鬱による自殺、子供の虐待、

地震や豪雨、台風などの大災害、原発による放射能被害、

無差別殺人、テロ、北朝鮮のミサイルの脅威など

様々な理不尽な事、想定外の甚大な災害があります。

今はすずの時代とは違いますが、

大変な世の中であることは間違いありません。

でも色々心配し不安がるのではなく、

この世界の片隅で今この時の日常を大切にして

泣いたり笑ったりしながら元気に

精一杯生きていこうと思いました。

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