7月14日にやっと長崎でも
「この世界の片隅に」の上映がありました。
十代のすずが第二次世界大戦の頃、
親の決めた結婚で広島から呉に嫁ぎ広島原爆投下までの話。
すずは私の母親達と同じ世代で、
あの時代を娘として嫁として過ごしています。
すずを母達と置き換えて見ることができました。
母も義母も長崎原爆をも体験していましたから。
ささやかな平凡な大切な日々の暮らしが、
だんだんと戦争で追い詰められいろんなものをなくしていく。
戦争の悲惨さを全面に出すことなく淡々と戦争、
その時の人々の思いや日常の暮らしを描いた作品は
訴えるものがありました。
今の日本は戦争こそありませんが、
仕事や学校でのいじめ、鬱による自殺、子供の虐待、
地震や豪雨、台風などの大災害、原発による放射能被害、
無差別殺人、テロ、北朝鮮のミサイルの脅威など
様々な理不尽な事、想定外の甚大な災害があります。
今はすずの時代とは違いますが、
大変な世の中であることは間違いありません。
でも色々心配し不安がるのではなく、
この世界の片隅で今この時の日常を大切にして
泣いたり笑ったりしながら元気に
精一杯生きていこうと思いました。
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