八雲立つ出雲八重垣 妻込みに 八重垣造るその八重垣を
スサノオの歌
先日友人から「古事記の中の女性の神様では誰が好き?」
と聞かれました。
アマテラス、イザナミ、アメノウズメ、コノハノサクヤヒメと
色々浮かびましたが「クシナダヒメかな」と答えました。
芸能人では誰が好きと聞く人はいても、
「古事記の女性では」と聞く友人ってすごくないですか?
19歳で初めて出雲に行ったのは八重垣神社でした。
スサノウが妻のクシナダヒメと新居にした所です。
クシナダヒメはヤマタノオロチの生贄に差し出される所を
スサノオに救われ結婚したヒメです。
奥出雲にクシナダヒメゆかりの駅で出雲横田駅があります。
そこは立派なしめ縄がかかった和風建築の駅でした。
斐伊川の上流にありヒメが生まれたという場所です。
奇しき稲田からクシナダヒメになったらしいのです。
スサノオが詠んだ八雲の歌は日本で最初の和歌です。
スサノオから愛され家庭をきずいた美しいクシナダヒメ。
今までずっと出雲に惹かれてきたのは
スサノオやクシナダヒメが好きだったからだったのかなと
友人から聞かれて気づきました。
※クシナダヒメの写真は八重垣神社の板絵からお借りしました。