2025年12月13日土曜日

「セロ弾きのゴーシュ」のポストカード


 知人のS氏より毎月頂くポストカードは今月は「セロ弾きのゴーシュ」でした。

色んなテーマで描かれますが夏は「よだかの星」でした。

再び宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」読んでみました。

物語を上手く絵に表されています。

出てくる動物、猫、ネズミ、カッコウ、タヌキ全部描かれていて

虎狩りの曲はゴーシュの後ろに虎の模様で。

ゴーシュの人間性や演奏技術が上達し良くなり

それを暖かな色で表現されているように感じました。

次男はチェロ弾きなのでゴーシュのお顔が

なんだか息子に見えてきました。

先日、ちょうど家にあった影絵作家の藤城清治氏の絵本を

息子にあげたばかりだったので妙にシンクロしました。

今回はゴーシュの練習のチェロの音が床下に病気の動物がそっと来て

治療していくという事が心に刺さりました。

人は皆、知らない内に存在そのものが

誰かの何かの役にたっている

素晴らしい存在なのでないかと思えました。

物語は甘いも酸いも知ったある程度の年齢になってからの方が

よくわかるのではないかと思いました。

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