知人のS氏より毎月頂くポストカードは今月は「セロ弾きのゴーシュ」でした。
色んなテーマで描かれますが夏は「よだかの星」でした。
再び宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」読んでみました。
物語を上手く絵に表されています。
出てくる動物、猫、ネズミ、カッコウ、タヌキ全部描かれていて
虎狩りの曲はゴーシュの後ろに虎の模様で。
ゴーシュの人間性や演奏技術が上達し良くなり
それを暖かな色で表現されているように感じました。
次男はチェロ弾きなのでゴーシュのお顔が
なんだか息子に見えてきました。
先日、ちょうど家にあった影絵作家の藤城清治氏の絵本を
息子にあげたばかりだったので妙にシンクロしました。
今回はゴーシュの練習のチェロの音が床下に病気の動物がそっと来て
治療していくという事が心に刺さりました。
人は皆、知らない内に存在そのものが
誰かの何かの役にたっている
素晴らしい存在なのでないかと思えました。
物語は甘いも酸いも知ったある程度の年齢になってからの方が
よくわかるのではないかと思いました。
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