我が家の5本のカイズカイブキです。
この地に来て40年でその前からあるので樹齢は50年以上です。
その間、ずっと夫が命綱を巻いて木に登り枝を落とし樹形を整えてきました。
家は道から2mも上にあり樹高は4m位なので落ちたら命取りになります。
夫はずぶの素人ですがこのカイズカイブキに関しては理想の樹形があり
それを目指して人の手を借りる事なく剪定してきました。
私は彼がこの木を剪定する時は危ないので氣が氣ではなく、
この樹が好きではありませんでした。
昔ながらの和の木で地味ですし樹形の良さもわかりませんでした。
最近は生垣に面として成型してあるのが多いようです。
先日、植木屋さんに花壇を作ってもらう為に来てもらった時に
植木屋さんがこの木を見てその形をとても褒めてくださったんです。
夫が剪定してきたと言うとびっくりされていました。
改めてカイズカイブキを眺めました。
40年西側にあり5本の木で家を守ってくれていたんだ。
鯉のぼりの支柱にもなってくれていたんだ。
私達家族4人を今は孫たちをも
見守ってくれていたんだと有難く思えてきました。
40年にして初めてカイズカイブキに感謝の念が沸き起こってきました。
今朝は5本それぞれをそっとなでました。
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