2019年9月16日月曜日

敬老の日に思う


私は60歳まで介護支援専門員として

主に老人介護の仕事に携わってきました。

今100歳を超える人は7万人いるらしいのです。

私も在職中に100歳を超える方に在宅介護で

3人関わらせてもらいました。

在宅で100歳以上の方に関わるのはほとんどの方は

施設で生活されているので珍しい事なのです。

見てる方は80歳位の高齢の娘さんやお嫁さんでした。

その中で戦後中国から引き揚げて来れれた方がいました。

その方の口癖は「人生は何があるかわかりません」でした。

100歳の方が言われるので重みがありました。

庭園業で中国で成功し、

全財産を捨てて引き揚げて来られ日本に帰ってからも

大変な苦労をされ仏教書をよく読まれた方でした。

何をしてさしあげても手を合わせ感謝をされる人でした。

関わった100歳以上の方々は認知症はなく

体は多少不自由でしたが素敵な方々でした。

先日はスーパーで元利用者の方とばったり出会いました。

96歳の一人暮らしの方で元気にされていて嬉しかったです。

高齢者の孤独死や虐待など闇の部分も体験しましたが、

素晴らしい方々との出会いもたくさんあり、

自分も高齢者となり、

その方々から学んだ事が今の自分の糧にもなっています。


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